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年末調整でよく出る医療費控除と高額療養費の違いって何?

   

 

混同しやすい!医療費控除と高額療養費の違いって何?

怪我や病気で入院をしたりすると、かなりの費用が掛かりますが、

それを軽減する制度、そして医療費控除と高額療養費というものがあります。

 

高額療養費とは、多くの人が高額医療費と言っていますが正式名称は「高額療養費」です。

 

年末に計算するのは、医療費控除なのですが、

名称が似ているので混同されがちで、中には申請漏れで損をしている人もいるようです。

ちょっと勿体ないですよね・・・。

 

今回は、医療費控除と高額療養費の違いについてスッキリさせましょう。

 

関連記事:年末調整に知っておきたい控除の種類を覚えてキチンと申請しよう!

関連記事:年末調整の時に母子家庭や父子家庭はどんな控除が受けられる?

 

医療費控除と高額療養費の大きな違い

 

この2つの制度は、似ているようで全くの別物です。

 

それぞれの内容は後で詳しく説明しますが、

まずは2つの制度の大きな違いについて簡単に説明しますね。

 

医療費控除とは?

 

・制度の区分…所得税などの税金の控除、税金が減額される

 

・書類の提出先…確定申告をして税務署に提出

 

・計算期間…年初から年末の一年間、支払った医療費が10万円を超えた場合

 

・適用範囲…保険適用外の医療費等も含まれる(高額療養費として支給を受けた部分は除く)

 

高額療養費とは?

 

・制度の区分…社会保険で医療費の負担を減らすため

 

・書類の提出先…加入している医療保険(健康保険証を発行している機関)

 

・計算期間…高額な医療費がかかった都度、月初から月末までで計算

 

・適用範囲…保険が適用となる医療費のみ

 

ここまで見るだけでも、2つの制度は全く違うということが分かりますよね。

それでは、もう少しそれぞれを少し詳しく説明します。

 

医療費控除とはどんな制度?

 

医療費控除とは、

一年間の医療費が10万円を超えた場合、税金の控除を受けることができる制度です。

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一年間の医療費なので、申告する時期は確定申告の時になります。

確定申告が始まる前に済ませておくとスムーズですね。

 

年末調整で税金の控除の申請をするので、一緒に申請すると勘違いしそうですが、

年末調整で控除することはできません。

 

医療費控除では、高額療養費では適用にならない保険外の医療費も一緒に計算することができます。

例えば、保険外治療費、差額ベッド代、通院のための交通費などですね。

 

つまり、高額療養費で負担してもらっていても、

一年間で支払った残りの医療費が10万円を超える場合は、医療費控除も両方とも申請できます。

 

医療費控除を申請するためには、領収書、レシートは原本を提出しなければなりません。

 

先に高額療養費の申請をするために領収書の原本を提出してしまうと、医療費控除の申請ができません。

 

返却してもらうこともできますが、高額医療費の申請はコピーでも可能なので、

コピーを先に提出し、原本は年末まで保管しておきましょう。

申請の手順にも気を付けたいですね。

 

高度療養費とはどんな制度?

 

高度療養費とは、1か月の医療費が高額になり、

自己負担限度額を超えた場合、その差額を支給してくれる制度です。

 

自己負担額の計算方法は、年齢や所得によって計算式が変わってきます。

 

例えば、70歳未満で年収約600万円の人が、1か月で120万の医療費が掛かると、

病院での支払いは、3割負担で120×30%=36万円になります。

 

この人の場合は

 

80,100+ (総医療費-267,000)×1% の計算式が適用されます。

 

実際に、計算すると

 

80,100+ (総医療費-267,000)×1%=89,430円

 

となり、89,430円が自己負担額です。

 

既に36万円支払っているので、支給される額は

 

36万円-89,430円=27万570円

 

となります。

 

ちなみに、年齢や収入によって変わる金額は、80,100円と267,000円の部分になります。

 

高額療養費は月ごとの計算になるので、確定申告の時期を待たず、毎月計算します。

税金の控除よりも大きな金額が戻ってくるケースがあるので、ぜひ忘れずに利用したい制度ですね。

 

まとめ

 

入院したり、通院したりするとかなりの費用が掛かりますが、

我が国では、負担を減らしてくれる制度がちゃんとあります。

 

医療費の控除は知っていたけど、高額療養費と混同していた、存在を知らない

という人も意外といるようです。

 

どちらも、ぜひ利用しなければ勿体ない制度です。

 

医療費控除も高額療養費も同一世帯なら合算できるので、

病院での領収書はきちんと保管しておきましょうね。

 

 

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