災害が起きたら?まずは安全の確保!防災グッズの用意と日頃からの対策が大事
最近、地震、洪水、土砂崩れなどの震災、災害のニュースを目にすることが多いですよね。
日本は、自然災害の多い国と言われています。
このような災害は、いつ自分の身に降りかかるか予測できません。
自分や家族の安全を守るためには、日ごろからの備えが不可欠です
今回は、災害、震災に備えるための防災グッズの準備、心構えなどについてお伝えします。
災害が起きたら?まずは安全の確保を
◯ 落ち着いて状況の判断をする
緊急事態が起こると、パニックになるため、正しい行動がとれなくなりがちです。
急に、外に飛び出したり、うろたえたりしていると、命を落とすことになりかねません。
例えば、地震が起こった時、一度揺れがおさまったと言って外に出ると、
再び揺れが起こったり、ものが落下してくる恐れもあるからです。
まずは、落ち着いて、自分の置かれている状況の判断をします。
在宅時なら一緒にいる家族は安全か、自分は動けるか、どこに避難するのが一番安全か
などをよく考えてから次の行動へ移しましょう。
◯ 連絡手段はどうするか
携帯電話、スマホ、SNS、LINEなど、連絡手段が多くなっていますが、
震災のパニック時にそれが十分に機能するかは、難しいところです。
一度に多くの人が連絡を取り始めると、通信網が混乱してしまい連絡が上手くいかないことも予測されます。
また、震災直後に連絡を取ってしまうと、その間に次の二次災害が起こり、危険が伴います。
自身の身の安全が優先なので、日ごろから災害が起こった時は、
どこに避難するのか、どういった行動をとるべきか話し合って起きてください。
避難場所も一つではなく、2~3か所は、決めておくと安心です。
◯ 自宅周りの危険物、安全を確認
避難場所までの通路の確認を兼ねて、自宅周りに危険なものがないか確認しておきましょう。
例えば、
・高い塀
・用水路
・工事が行われている場所
・ガラスが割れて落ちてくるようなビル
など、危険と思われるものがないか実際に歩いてみて確かめておくと安心です。
緊急時に備えて防災グッズの用意を
◯ 緊急時にはどんなものが必要?
まず、最低限度必要なものは
・水、食料
・衣類(赤ちゃんのオムツを含む)
・タオル、ティッシュペーパー
です。
あると便利なものは
・レジ袋、ラップ(お皿や、ケガをしたときの三角巾などの代用にも)
・ラジオ
・懐中電灯
・携帯電話の充電器
・マスク、ゴーグル
・軍手
・ヘルメット
・雨具、レインコート
・ポリタンク
・カイロ
・除菌シート
・衛生道具
・子どものおもちゃ、抱っこひも
などです。
全て準備するのが大変な場合は、防災グッズがセットになったリュックなどを購入するといいでしょう。
また、小さい子どもや赤ちゃんがいる家庭では、これ以上に荷物が必要になります。
さらに、子どもを抱っこして逃げなければならないため、かなりの負担が大人にかかります。
準備してから、実際に避難する状況をためてしてみて、
子どもを抱えながら荷物を持って動くことができるか試してみましょう。
もし、難しい場合は、必要最低限の量に減らして、動きやすさを考えるようにしてくださいね。
◯ 何日分の準備が必要?
できれば、1週間分の備蓄がベストですが、最低でも3日分は用意しておきましょう。
生存率が急に下がるタイムリミットは72時間と言われており、
その時間生き残るためには、最低でも3日分の準備が必要だからです・
災害が起こった際に救助はすぐに始まり、救援物資が来るのもずいぶん早くなっていますが、
十分な量が揃うまでは、少し時間が必要です。
◯ 100円ショップでそろう災害グッズは?
防災グッズは意外と高くて、1~2万円ほどするものも少なくありません。
近頃の100円ショップの品ぞろえは豊富で、防災グッズもたくさん取り扱っています。
例えば、
・圧縮パック
・ラップ
・カイロ
・笛
・簡易トイレ
・レインコート
・圧縮タオル
・アルミ温熱シート
・マスク
・耳栓
・軍手
・LEDライト
・ろうそく
・使い捨ての下着
などです。
これ以外にも、どんどん色々な商品が追加されていますので、
時々100円ショップもチェックしてみるといいですよ。
日頃から身の周りも防災対策を
◯ 家具の固定は万全に
家庭内でも危険は多く、特に家具の下敷きになって命を落とすケースも少なくありません。
倒れた時に危険な家具、家電は固定しておきましょう。
固定するときは、正しくしっかり固定することが大切です。
タンス…床側はストッパー、天井は突っ張り棒式で二重に固定
食器棚…L字金具で固定し、開き戸も留め具を付ける、ガラスの食器は上の棚に置かない
本棚…L字金具で固定、重い本は下の段に入れる
テレビ…裏側をワイヤーで固定
冷蔵庫…裏側をワイヤーで固定
オーブン、レンジ…滑り止めを敷き、棚に落下防止の策を付ける
窓ガラス、ガラス戸…強化ガラスに変える、飛散防止フィルムを張る
など、設置の方法にも注意が必要です。
また、寝室や子ども部屋には、高い棚などの家具を設置しないようにしましょう。
◯ 貴重品の管理
震災で避難をしていると、残念なことに、泥棒や盗難も増えます。
通帳やカードなどの貴重品は肌身離さず持っておき、すぐに持ち出せるようにしておくのもいいでしょう。
ですが、人目に付きやすい場所は、震災時以外の日常の防犯の妨げになる可能性もあります。
一番安心なのは、耐火性の金庫に入れて人目に付きにくい場所に保管しておくことです。
暗証番号や保険証券などの番号は、USBに保管しておくと安心です。
家屋の倒壊が起こり、避難が必要になった時は、一番大切なのは命を守ることです。
貴重品も大切ですが、それ以上に大切なものがあるというのが、実際に被災した人の感想です。
災害が起こった時は、おさまってから3日ほど経過してから帰宅できることが多いため、
それまで貴重品が保管できる方法を考えておくのも方法の一つです。
まとめ
災害は起こってほしくないことですが、
いざという時に身の安全を確保する方法を知っておくことは大切なことです。
洪水や地震が起こったことがない地域だからといて油断は禁物。
多くの命を失わないためにも、
日ごろから安全の危機管理、防災グッズを用意しておくようにしましょう。